ピアノシューズのことは、ピアニスト仲間や、学生からもよく聞いていて、とても関心がありました。
「私のモーツァルトのペダリング表現に、ぴったりのシューズに出会えた」と言えそうです。
ピアニスト 先生
聖徳大学大学院音楽文化研究科、音楽学部教授
元ウィーン国立音楽大学夏期マスタークラス客員教授。
■ピアノシューズ感想
「ピアニストにとって、ペダリングは命」
ペダリングは、より美しい音に、よりドラマティックに、よりデリケートにと演奏を左右していきます。そして、一番下まで、ハーフペダルで、微妙な音色、音色の変化、ニュアンスの表現が必要とされる時には、2−3mmくらいのデリケートな足の動きが求められます。
ロマン派、近現代はもちろんのこと、バロックや古典派においても、ペダリングの高い表現力が必要とされてきます。そのため、ピアニストにとって、ペダルの足の動きにフィットしてくれる靴との出会いは、必要不可欠です。
ピアノシューズのことは、ピアニスト仲間や、学生からもよく聞いていて、とても関心がありました。この度、男性用の大きいサイズの登場で、やっと、私も手にすることができました。
ピアノシューズは、ペダルのデリケートな動きに、微妙に、無理なく見事に反応し、足の動きにしっかりと一体化してくれそうです。次回のコンサートが楽しみになってきました。「私のモーツァルトのペダリング表現に、ぴったりのシューズに出会えた」と言えそうです。
■ピアニスト 原佳大さまプロフィール
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業。ウィーン国立音楽大学大学院演奏学科修了。オーストリア演奏家国家試験合格。日本モーツァルト愛好会例会で、年2回×6年のコンサートにより、日本人では初めてモーツァルトの全ピアノ・ソロ作品179曲を完奏。ヨーロッパでは、クラシッシェフィルハーモニーボン、ワルシャワ放送管弦楽団、ソフィアフィル、スロヴァキア室内管弦楽団と、国内では、新日本フィル、名古屋フィル、東京藝大フィル等、21のオーケストラとピアノコンチェルトの共演。日本オーストリア修好125年に日本の代表としてウィーンコンチェルトハウス、シューベルトザールにてリサイタル。パリ、ブラチスラヴァでリサイタル、文化庁コンサート等で活躍中。また、ウィーンフィルの著名な演奏家たちとも多くの室内楽を共演。
CD : モーツァルトソロ、コンチェルトK.V.488、ベートーヴェン「皇帝」、シューベルト他、ライヴノーツより発売中。
現在、聖徳大学大学院音楽文化研究科、音楽学部教授。元ウィーン国立音楽大学夏期マスタークラス客員教授。春日井・多治見音楽コンクール実行委員長。千葉県教育功労賞受賞。