快適なフィット感、踵との工夫による安定感のお蔭で、微妙なペダリングがスムースにできます。
ピアニスト 菊地麗子さま
東京音楽大学教授・ショパン国際コンクールin ASIA 上席常任委員
「Little Pianist」との出逢いには不思議なご縁を感じます。代表の倉知真由美様、私がショパン国際コンクールin ASIAを一緒に立ち上げた倉地会長と同じ「クラチ」さん。そしてこの靴の開発に協力をした私の生徒(現在 東京音楽大学付属高校ピアノ演奏家1年)が菊池愛奈さん。同じ「キクチ」。そして靴のネーミングは十数年前からヤマハと立ち上げた演奏会「リトルピアニスト」。これは首都圏の楽器店から選ばれた小学生の演奏会で、年に一度、銀座ヤマハホールで開催されています。
さて愛奈さんのお母様から倉知様をご紹介頂き早速試してみました。皆様がすでにコメントをされている通りの快適なフィット感、踵との工夫による安定感のお蔭で、微妙なペダリングがスムースに出来ました。ピアノ演奏には指のタッチと共にペダリングは重要な要素です。初歩では単に「踏む、離す」ですが、次第に高度なハーフペダルやビブラートペダル等の技術を習得しなければいけません。その場合、厚底の靴やロングブーツは足の感覚が分かりにくいので、レッスン時にはよく注意しています。ステージ用の銀の靴はロングドレスには欠かせないので学生には勧めたいですね。さて、ここで余談ですが、「銀の靴」にまつわるエピソードを一つ。昔私が「銀の靴」を履いて演奏していた時の事。小学生の生徒が私に「私も大きくなったらピアニストになって銀の靴を履きたい!」演奏よりも靴に憧れを持ってくれたので、些細なことですが「ピアノの道」に進む良いきっかけ作りになりました。
今まであるようで無かった「ピアノ専用の靴」が誕生したことは正に目から鱗で、倉知様に拍手です。それからピアニストばかりでなく、ステージ上を歩く時音がしないので、お母様方や先生方にも、お勧めしたいと思っています。
〜プロフィール〜
6歳よりピアノを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科を卒業。水嶋元子、遠藤比佐、伊藤裕、井口愛子の各氏に師事。その後演奏、教育ともに活発に活動し、ポーランド放送響、クラクフ・フィル、ハンガリー放送響、北西ドイツ・フィル等と国内外で共演。ソロ・リサイタル、室内楽、デュオ・リサイタルも度々開催。またポーランドや韓国、ロシア等との国際交流も行っている。国際ピアノ・シュロス研究会を主宰し、コンチェルトの早期導入のための楽譜編集や啓蒙活動、音楽雑誌への執筆も多数行っている。また「ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 」では全国及びアジア大会実行委員長を務める等、コンクールの審査も数多くしている。
ヒールのある靴ではとても不安定になりがちなのですが、床にあたる部分だけがカットしてあり、今までにない安定感が得られます。
ピアニスト 二本柳奈津子さま
大阪千里バスティン研究会代表・ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会審査員、ショパンコンクールインアジア全国大会審査員
ピアノための靴「ピアノシューズ」が出来たと知り、早く実物を触ってみたいと思っておりました。そんな折、小学校高学年の門下生が続けて2人「ピアノシューズ」を購入したのです。高学年にもなって来ますと、かなり繊細なペダリングを要求される曲を弾くようになって参りますので、レッスンでも細かくペダリングの指導をしております。
習った事を如実に本番で再現するために、なかなか靴選びは難しいです。
購入した生徒に聞きました所、とても踏みやすいと言うので、私自身も取り寄せてみました。細かなところまで良く考えてあり、緊張すると足がガクガクしてしまい、ヒールのある靴ではとても不安定になりがちなのですが、床にあたる部分だけがカットしてあり、今までにない安定感が得られます。中敷きがストッキングでも滑らないように加工してあり、少しでも靴の中で足が動くのが気になる性分でしたので、この工夫のとても嬉しく気に入っております。
これから、生徒たちや指導者仲間にもこの「ピアノシューズ」を教えて差し上げたいと思っております。
〜プロフィール〜
京都女子大学教育学科音楽教育学専攻卒業。門下生からは各種ピアノコンクールで入賞者を輩出。特にピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会においてはA2級、A1級、B級、C級、D級、E級、F級、Jr.G級、G級、特級で金賞、銀賞、銅賞、ベスト賞、優秀賞、審査員特別賞に入賞し、自らも指導者賞、トヨタ指導者賞、特別指導者賞を受賞。導入からまんべんなく育て上げる指導法は注目を集め、全国各地での指導法セミナーは好評を博す。現在、大阪千里バスティン研究会代表、ピティナ北大阪ステーション代表、ピアノステップアドバイザー、ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会審査員、ショパンコンクールインアジア全国大会審査員など各種コンクールの審査員を務める。ピティナ正会員。 著書にオリジナルの新しい読譜トレーニング、「ラインとハンドサイン」(東音企画)がある。